ビール祭りやバーなどで「スタウト」という言葉を耳にしたことはありませんか? 聞いたことはあっても、一体どんなものなのか、なかなかイメージがつきにくいですよね。
代表的な銘柄は、 ◆ギネス エクストラスタウト ◆マーフィーズ アイリッシュスタウト ◆キリン 一番絞りスタウト ◆サントリー クラフトシリーズインペリアルスタウト などです。ギネスは「ギネス世界記録」でもおなじみですね。とにかく黒くて、きめ細やかな泡が特徴で、まるでコーラのような見た目をしています。
今回は謎のまっ黒ビール「スタウト」をご紹介します♪ 正体がわかればあなたもきっと好きになるはず! 大人っぽ”スタウトビール”にちょっと詳しくなっちゃいましょう。
日本で”スタウト”と名乗っているビールであっても、外国の基準ではそうはいかない場合があります。これはなぜなのでしょうか? 日本と外国のスタウトの定義を比較してみましょう。
外国:黒くなるまでローストした大麦を使用し、上面発酵によって醸造されるもの 日本:濃色麦芽を原料の一部に用い、色が濃く、香味の特に強いビール
ポイントは「上面発酵」です。日本の場合は、上面発酵でない下面発酵であっても”スタウト”として販売することができますので、国外の基準では、厳密に言うとスタウトに該当しない日本のビールもあるんです。
①上面発酵酵母を使用した上面発酵 常温(15~20℃)で発酵します ②下面発酵酵母を使用した下面発酵 低音(5~10℃)で発酵します
「とにもかくにも味わってみたい! でも、どんな味がするんだろう… 」という方のために、スタウトビールの味わいポイントを4つお伝えしちゃいますっ!
Point①まっ黒なビールに見とれちゃう! スタウトの最大の特徴であるまっ黒ボディは、上品でプレミアム感を演出してくれます。麦をローストしているので、深みのある色合いを再現♪
Point②コーヒーのような深くて豊かな香り! 口に入れる前に、香りも楽しみたいですよね。まるで深煎りのコーヒーのような豊かな香りはたまりません。飲む前に、香りを楽しむのはとっても贅沢な飲み方で、リラックス効もあります♪
Point③濃い味が口の中ではじける! 目で見て匂いを楽しんだら、いよいよ口で味わう時間です! 色がまっ黒で、苦味と濃さが強いかと思いきや、そんなことはないんです。カラメルのようなほのかな甘みと、しまりのあるドライな苦味が口の中に広がってきます。
Point④細やかな泡もおいしい! 他のビールと大きく違って特徴的なのが、非常に繊細な泡なんです。泡のつぶつぶがほとんど見えなくて、クリームみたいじゃないですか? とっても滑らかなので、ビールを注いだ後も泡の持ちがよいです。味わいもクリーミーでおいしく、ほろ苦いスタウトのビールと一緒に飲むのが最高ですよ。
スタウトをもっと楽しむために、グラスにもこだわってみましょう♪
香りを楽しみたいときは、飲み口が丸みを帯びたグラスが合うことが多いです。丸みを帯びたグラス、といえばワイングラス。ワインも香りを楽しむ飲み物なので、ビールとの相性は抜群なんです。匂いを味わいたい人は、ぜひ試してみてくださいね。
その他にも、雑貨屋さんや百貨店などで面白い形をしたグラスがたくさん並んでいますよね。自分に一番ピッタリのグラスを見つけるのも、ビール愛好家への第一歩♪
いかがでしたか? とっても香り高い上品なビール「スタウト」をご紹介しました。
コンビニやバーなどでスタウトの名前を見つけたら、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ではまたの機会にお会いしましょう。