ちょっとお高いイメージのある「黒ビール」(英語で”Dark Beer”)。飲んだことってありますか? 香り豊かでコクのある味わいが、女子にも人気なんだとか!
今回は、普通のビールとは違う色味・味わいがどのようにして作られているのか、などの秘密に迫ります♪ 気になったらぜひ、飲んでみてくださいね。
「どうして黒いんだろ…」って思いますよね、私も思ってます! ビールと言われると小麦色や茶色が頭に浮かんできます。謎多き黒ビールの真実に迫ってみましょう。
そもそも、黒ビールとはどういうものなのでしょうか。
秘密① まっ黒な真実!
黒ビールがまっ黒なのは、使用する「麦芽(ばくが)」に秘密があるんです。
黒ビールは、淡色の麦と濃色の麦を混ぜ合わせて使用しています。いわゆる普通のビール(茶色いもの)は、淡色の麦のみを使用しているので、黒っぽさが出にくいというわけです。また、麦芽は、カラメル麦芽や黒麦芽など様々な種類があります。
さらに、ブレンドした麦芽は強い熱で焙燥(ばいそう)させ、乾燥させることでより一層黒い色が誕生します。
手間ひまかけた過程が上品なまっ黒につながっていたんですね!
☆焙燥(ばいそう):温風で乾燥させること
秘密② 深い味わいの真相!
黒ビールの魅力は、なんといっても味わい深さがあります。その秘密は、ビールづくりの様々な要素が一体化したものなんだとか。①でご紹介した、麦芽の種類や焙燥(ばいそう)の時間・手法など、組み合わせによって色味や味をつくり上げていきます。
色の濃いビールは、焦がすように焙燥するために、ずっしりとした口当たりと深いコクが実現されています。
ビールのタイプに応じて、絶妙な組み合わせが日々追求されているんですね。特に、いろんな味が楽しめるのが人気のクラフトビールは、ひとつの作品です♪
一口に「黒ビール」といっても、いくつか分類することができます。
代表的な黒ビールを4スタイルご紹介します♪
☆スタイル:原材料や味わいなどで分類したもの
①デュンケル ドイツ語で「濃い」という意味を持っています。その名の通り、濃い色合いが特徴的。麦の香りがとっても香ばしくて、パン屋さんに入った時みたいな香りと風味を味わえますよ。
②スタウト ギネスのビールが代表的。まず、きめ細やかな泡がクリーミーでとってもおいしいです! まっ黒な見た目が美しく、ずっしりとした味わいを楽しむことができます。 ただし、アルコール度数が高めなので注意!
③ポーター スタウトビールの元となったビール。苦味とじっくりと熱をあてた麦の風味がとても印象的な味わいです。
④シュバルツ ドイツ語で「黒」という意味を持っています。他の黒ビールに比べて苦味が少ないので、初めての方でも飲みやすいですよ! まだ飲んだことがない・苦手意識を持っていたら、ぜひ飲んでみてくださいね。コーヒーみたいな香ばしさが魅力的です!
いかがでしたか? 今回は黒ビールについてご紹介しました。苦くてマズい飲み物、といった印象は変わりましたか?
どっしりと疲れたカラダに染み込んでくる黒ビールは、オトナの味って感じでリッチな気分になれちゃいますよ♪ コンビニやお店で見かけたら、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ではまたの機会にお会いしましょう。