みなさん、世界で飲まれているビールの大半がピルスナースタイルということをご存知ですか？ 今回は、日本のビールの原点とも言えるこのピルスナーがどんなものか少しのぞいてみましょう♪

ピルスナーというのはビールのスタイルの一つです。詳しくみていく前に、まずどんな種類なのかを確認しておきましょう！

みなさん、ラガービールというジャンルをご存知ですか？ ビールは大きく分けて、上面発酵（エール）と下面発酵（ラガー）の2種類に分かれています。エールはフルーティーな香りが、ラガーはシャープな口当たりが特徴。 このラガーのなかでも世界中で人気なのが、ピルスナースタイルのビール。 金色の見た目と、ホップの苦味、シャープな口当たりが特徴的で、 ヨーロッパをはじめ、世界各国でスタンダードのビールとして親しまれています。

このピルスナーという名前は、チェコのピルゼン地方からきているそうです。ここで最初のピルスナースタイルのビールが作られたのが、なんと1842年！それ以来、いまだにつくられている歴史あるビールなんですね！

チェコで生まれたピルスナースタイルですが、現在はいろんな種類に分かれて広がっています。

ボヘミアンと言われる通り、チェコで親しまれているスタイル。見た目は濃い黄金色が多く、ホップの苦みと香りがポイントです♪

ドイツで広まったスタイルで、ボヘミアンに比べて少し淡い黄金色をしていて、苦味もしっかりしているタイプ。

本来のピルスナーを全体的に甘み、苦味を軽くしたタイプで、ヨーロッパ全域に広まったスタイル。 日本のビールもこのジャンルと似た味わいをしているそうです♪

日本で本格的にビールがつくられるようになったのは明治時代。横浜でブルワリー（醸造所）がオープンして以来、高級酒から庶民のお酒へとイメージがかわっていき、またたく間に日本全国にひろがっていったそうです。

ビールの9割が水！だとすると、どんな水を使うかでもビールの味も変わってきますよね！もともとピルゼン地方は軟水が多い地域だったそうで、同じくほとんどの地域で軟水がとれる日本とは相性がバツグンだったんですね。

ちなみに、日本の高温多湿な気候も、このピルスナースタイルとあっていたのではないかと言われています。 たしかに、暑い夏に飲むビールの「くぅーっ！」という爽快感はたまらない、と聞く方も多いのではないでしょうか♪

さて、みなさんいかがだったでしょうか？日本で親しまれているビールも、もともとは遠いヨーロッパのチェコからきているなんて、なかなか想像できませんよね…！

今度ビールを飲む機会に、「このビールの先祖はチェコなのか…」なんて思いを馳せそうになってしまうのは私だけでしょうか…。

それでは、今回はこのあたりで！またの機会にお会いしましょう！

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